株式会社ネオ・モルガン研究所
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技術顧問 以下の先生方と戦略的に提携し、技術開発と産業応用に関するご助言や研究協力をしていただいております。

大石 道夫 大石 道夫 Michio OISHI, Ph.D. (財)かずさDNA研究所 所長兼理事長 東京大学名誉教授,元分子生物学会会長,BT戦略会議メンバー,理学博士
協力領域【ゲノムの構造と機能】
『モノマネ』とは一線を画す斬新かつ画期的な技術
 生物利用産業において、生物の能力を最大限に引き出すために何らかの手段を講じて遺伝子に改変を施すということは古くから行われており、また現在においても主要なバイオ技術のひとつとなっています。ネオ・モルガン研究所の不均衡変異導入法による生物改変も、そういった基本的なコンセプトは従来の技術と同じであると言えます。しかし、方法論は全く独自かつ斬新なものです。それはネオ・モルガン研究所の技術が、古澤満氏自身の積年の学術的研究から生まれた全く新しい発想によるものであり、一般に多くある他者の研究成果の単なる応用や延長ではないからです。すなわち、ネオ・モルガン研究所の技術は他のバイオベンチャーのそれとは一線を画したものであると言えるのではないでしょうか。もちろん、単にオリジナリティの高さだけでなく、これまでに示された基礎研究データや開発実績から本技術の有用性・優位性そのものも確かなものであると評価しています。
 さて、このような革新的な生物改変技術の登場には、必ずと言っていいほど安全性に関する懸念が生じるものです。しかし本技術は、例えば古くから酒造用酵母の育種などでも普通に行われてきた方法と本質的な部分では何ら変わりはなく、生物自身が“本来備え持つ進化の機構”を上手く利用した、むしろより自然で安全な方法であるとさえ言えます。この点に関しては、いわゆる“遺伝子組換え技術”とはコンセプトを全く異にするものです。そして、本技術の応用の対象はイマジネーションやアイデア次第でいかようにも広がり得るものであり、さまざまな分野において従来の技術・方法論では実現が困難とされてきた数多くのアイデアを具現化することに本技術の真価を発揮する場があると考えています。本技術によって、日本から世界のバイオ産業の様相を大きく変える日も遠くはないでしょう。

小林 正彦 小林 正彦 Masahiko KOBAYASHI, Ph.D. 東京大学名誉教授,元東京大学副学長,元東京大学農学部長,農学博士
協力領域【農業・環境領域への応用】
『日本発』の技術で地球規模のエネルギー問題解決を
 ネオ・モルガン研究所の「不均衡変異導入法」は、広く社会全般あるいは人類の生活生存に貢献できる技術への応用が可能であると思います。人類にとって最も大きな課題のひとつがエネルギー問題であり、その解決法の一つにバイオマスを資源としてクリーンエネルギーを得ることが挙げられるでしょう。最大のバイオマス・エネルギーとして、ヒトを含めた動物の糞をスラリーの状態で水素醗酵させ、燃料電池の原料とすることが考えられます。燃料電池は小規模な発電に有利で、僻地や未開地を含む世界中のどこでも電力が使え、これが化石燃料発電や原子力発電に代われば、環境問題は解決に向けて大きく前進することが期待できます。さらに、大規模な電力関連施設が不要な燃料電池は、資源を持たない途上国においても電力の急激な普及による発展効果をもたらし、資源をめぐる争いや南北問題の解決に貢献することができると考えられます。
 これを実現するためには、微生物によるメタン醗酵や水素醗酵の効率を向上させ、バイオマス利用の燃料電池が経済的にも有効であることを実証することが肝要です。この微生物の改変・改良の過程に、ネオ・モルガン研究所の「不均衡変異導入法」が貢献する場があるのではないでしょうか。新たな機能を持った微生物を開発すること自体を産業とすることは難しいですが、その微生物を活用して新たな産業を創出することは可能であると思います。微生物の改変による発酵効率向上において一定の成果が得られれば、既存の大企業や政府を動かすことは容易であり、“日本発”の技術で地球規模の課題の解決に資することが可能であると期待しています。

清水 昌 清水 昌 Sakayu Shimizu, Ph.D. 京都大学大学院 農学研究科教授,NEDO「生物機能を活用した生産プロセスの基盤技術開発」プロジェクト・リーダー,農学博士
協力領域【微生物の機能開発】
実験の煩雑さを解消するための技術としてではなく新しい物を生み出すコア技術としての展開を
 微生物機能を活用した技術開発は、環境負荷が大きい石油エネルギー依存型の社会システムから、環境調和型の社会システムに移行させるためのキーテクノロジーの一つであり、腰を据えた長期的な国策として取り上げるべき課題です。また、微生物機能を活用した産業は世界的に見ても我が国が秀でていると言われています。このことを本質的に支えている要因の一つは、有用微生物探索技術の水準の高さにあるのですが、有用微生物の探索は、運にも依存する上、大変な辛抱が伴う作業です。
 現在、欧米を中心としてこの辛抱を軽減するための様々な新技術が開発されています。 しかし、微生物機能活用の鍵であり、我が国の技術的長所である“微生物探索”における巧みさ、辛抱強さをより生かす方向を見失ってしまっては実質的・産業的成果は得られにくいのではないかと私は考えています。なぜなら、幾ら煩雑さを解消するための周辺技術がしっかりしていても、その核になる技術の水準が低ければ良い物はできないからです。
 「不均衡変異導入法」を用いれば、様々な微生物の多様性を拡大することが出来ます。この技術は「探索」における煩雑さを軽減する為の周辺技術として利用することも出来ます。しかし私は、探索済みの潜在能力がある微生物を「不均衡変異導入法」を用い多様性を持たせ、そこからさらに探索するような方法、いわば「探索技術」と「不均衡変異導入法」との長所を活かした我が国の微生物活用の核となる技術としての展開を期待しています。                                                                     
 新しい技術全般に言えることですが、まずは理論だけでなく、様々な研究・開発事例で具体的な活用例を増やしていくことが大切です。私の研究室を含めた様々な研究の場で「不均衡変異導入法」の活用例が増えていくことを望んでいます。

下田 親 下田 親 Chikashi SHIMODA, Ph.D. 大阪市立大学大学院 理学研究科教授,文部科学省 ナショナルバイオリソースプロジェクト中核機関代表(酵母)理学博士
協力領域【酵母への応用】
『部品交換』にとどまらず生物の『フルモデルチェンジ』を可能にする
 古澤先生の「不均衡進化理論」を最初に耳にしたときには、たいへん衝撃的に受け止めたことを覚えています。分子生物学の分野では広く常識となっていた、DNAのリーディング鎖とラギング鎖を「進化」と結びつけ、その存在に意味づけをするという発想は、単純ではあるがそれまで誰も気がつかなかったことで、私自身も「なるほどそうだったのか!」と気づかされました。
 私は酵母を専門として研究をしていますが、この分野では「遺伝子組み換え」技術は非常にメジャーな手法であり、その有効性に疑問の余地はないと考えています。一方で、古澤先生も仰るように生物はシステムとしてその全体で捉えるべきであり、生物の改変にあたっても、“ひとつの部品の交換”である組み換え技術には限界があるとも感じています。そういった意味では、(不均衡進化理論に則って)生物のゲノム全体に変異を入れ、システムとしての生物自体を“進化”させることが可能な「不均衡変異導入法」は、組み換え技術では実現不可能な部分を補完しうる重要な技術だと認識しています。
 したがって、ネオ・モルガン研究所にはいろいろな生物にこの技術を導入していって欲しいと考えています。酵母もわれわれ人間にたいへん身近な生物で、醸造から物質生産や医薬領域にいたるまで産業応用の範囲が広く、また様々なニーズもあるので、積極的に開発していくべきでしょう。私自身も、基礎となるサイエンスから産業応用へと繋げていくうえでの“技術基盤”を作っていく研究で、今後も協力していきたいと思っています。

八木 健 八木 健 Takeshi YAGI, Ph.D. 大阪大学大学院 生命機能研究科教授,理学博士
協力領域【マウスへの応用】
不均衡変異導入法は『ゲノムに秘められた可能性』を引き出す
 私にとって進化という現象自体、生物学研究者の立場から一番興味深くて神秘的なものでした。それをゲノム複製における変異率の不均衡性で説明しようとする理論―不均衡進化理論―に対しては、率直にすごいと感じ、また躍動感を覚えました。この理論自体は非常にシンプルな原理に準拠しているので、高い応用力を持っていると思います。したがって、この理論を応用することにこそ意味があり、「不均衡変異導入法」を幅広く展開していくことがネオ・モルガン研究所の使命だと考えています。
 ところで、私の研究対象であるマウスとヒトとはほとんど変わらない遺伝情報を持っているにもかかわらず、その形質には大きな違いがあります。現在、さまざまな生物でゲノム情報が解読されていますが、それらを単純に比較するだけでは、そういった疑問に対する答えは出てこないのではないでしょうか。自然の中で培われてきた進化によってそういった形質が得られてきたわけですし、ゲノムに生じた変異の組み合わせと形質の間にある複雑に絡まった関係を理解することで、“ゲノムに秘められた可能性”を見出していくことができると考えています。そして、それを考えていくことで産業や医療・創薬への応用へと繋がっていくと思いますし、進化をベースとしたネオ・モルガン研究所の理論・技術はその大きな手がかりとなると考えています。
 私自身、古澤先生の人柄とロジック、そしてネオ・モルガン研究所にたいへん魅力を感じています。是非、人類のためになる研究開発・事業を進めていってもらいたいと期待しています。

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